海外で変な日本語の看板を見つけたり、変な日本語の書かれた商品を見つけると、SNSで写真がアップされて”クスッ”と笑わされた経験があると思います。
これは海外だけでなく、当然、日本でもたくさん起こっていることで、先日、WEBニュースに写真がアップされたことで、SNSでバズった記事が以下のニュースです。
以下のニュース記事は、こちらからご覧いただけます。
変な中国語:どこが誤訳なのか?
どこが変なのか?
変な日本語はすぐにわかりますが、変な外国語は、日本人にとってはわかりにくいものです。
でも、この写真を見た中国の方は、ビックリしているかもしれません。
写真は、薬局の入り口にびっしりと貼られた注意書きです。新型コロナウイルスの影響で、マスクの品切れを訴えたもので、日本語だけでなく、英語や中国語で書かれています。
しかし、この中国語が誤訳なのです!
注意書きに書かれた中国語は”面膜卖完了”!
マスク売り切れ!と書きたいはずですが、マスクは、
口罩(kŏu zhào)
と書きます。
では、”面膜”とは何か!
実は、女性がシートにたっぷり染み込ませた美容液を肌に浸透させて潤すことが目的で使用する”フェイスパック”のことです。
つまり、中国語で書かれているのは”フェイスパック品切れ!”と書かれているのです。
もちろん、インバウンドによる中国などの旅行客に日本のフェイスパックは人気があるようですが、明らかに、これはWEB翻訳などを利用した誤訳です。
お店の方も、日本語だけでなく、英語と中国語を調べて店頭に貼った努力は賞賛したいところですが、少しばかり間違えると、こうなってしまいますね。
もちろん、日本だでなく、世界中で起こっていることで、語学学習をしている方であれば、言い間違えたり、失敗した経験が多ければ多いほど、その間違えた単語や言い回しの記憶の定着度が高いということを実感していると思います。
おそらく、このお店の店員さんは、中国語を勉強されていないにも関わらず、こうやって一生懸命調べて注意書きを貼ったはず。
今後は、”マスク”という中国語の単語が
口罩(kŏu zhào)
ということを、しっかり覚えて二度と忘れないかもしれません!
この機会に中国語の単語学習!
今回、コロナウイルス、つまり、新型肺炎の拡大により、店頭からマスクが売り切れ、いまだに、私もマスクを買えない状況が続いていますが、このニュースを機会に、以下の3つの単語を覚えておきたいと思います。
マスクは、
口罩(kŏu zhào)
フェイスパックは、
面膜(miànmó)
お面は、
面具(miàn jù)
外国でみつけた変な日本語
外国で見つけた変な日本語が、SNSでもたくさん共有されていますが、以下の日本語訳は、典型的な直訳による誤訳という意味で、わかりやすいですね。
以下は、こちらのTweetを引用しています。
英語で、COOL GUYと書かれています。
つまり、COOL(かっこいい)、GUY(やつ、人)の正しい日本語訳は「かっこいいやつ」「かっこいい人」という意味です。
これをCOOL(冷たい)と日本語に訳し、GUY(やつ)を ”奴”と 漢字にしたために、
なんと、
なんと、
”冷奴”
つまり、”ひややっこ”という
豆腐(とうふ)の意味に変わってしまっています。
もはや、日本人としては、これを見ると笑うしかありません。
これを見て、思わず”クスッ”と笑った方は、最初のニュースの注意書きも、中国の方から見ると、このように感じられる写真だったと、思えるのではないでしょうか?
科学技術が発達し、スマートフォンという小さなパソコンを、ほとんどの人が持ち歩いている時代に突入し、AI(人工知能)という言葉がもてはやされている時代になっても、こういったWEB翻訳による間違いは生じます。
少しずつ、WEB翻訳の性能も上がってくるとは思いますが、誤訳であることがわかるためには、その言語を知っていることが前提です。
語学学習をすることで、今まで知らなかった世界が見えてくることもあります。
語学学習というと、教科書を一生懸命読んでガリ勉するイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、語学とはあくまでも、コミュニケーションをとるための道具です。
語学という道具は、日本語・英語・中国語・韓国語・・など、いろんな種類があります。
その道具をたくさん使えるようになると、たくさん楽しめることが出てきます。
日本人は漢字を知っていることで、欧米の方と比べると、飛躍的に中国語学習に対するアドバンテージを持っています。
例えば、英語を学生の頃に勉強して挫折した方は、少しだけでも中国語って、どんな言葉なのか?学習してみてはいかがでしょうか?
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