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中国語学習のオススメ参考書!星5段階で4以上獲得!『Why?にこたえるはじめての中国語の文法書』

中国語学習をする中で、今まで数えきれない数の参考書を購入し遠回りしてしまいました。

最初から、自分に合ったレベルの本や、学習段階における最適な参考書が探せていたら遠回りせずに済んだはずです。中国語の学習を始めてみようかなとか、学習を始めたけど、参考書を読んでいて疑問点ばかりが出てきて読み進めることが難しいという方に役立つようにという思いで、以下内容を共有したいと思います。

今回は、特に初級者向けではありますが、実は、すでに中国語を長年勉強している方でも一度は読んでおきたい本を取り上げ、その理由をできる限り伝えたいと思います。

それが、中国語学習者の学習本の中で、20年以上TOPを走り続ける名著「Why?にこたえるはじめての中国語の文法書」です。

星5段階の中で平均4.5を出している抜群にわかりやすいと評判の驚異的な参考書!


本書の7つの特徴

まずは、この参考書の1ページ目に書かれている”七つの特徴”を見ておきましょう。

1.何故そうなるのかとう Why?に初めてこたえている。
2.単語や文の意味がすべて書いてあり、一人で辞書なしで学べる。
3.文法事項が課ごとに整理されていて覚えやすい。
4.十分な量のドリルで実践的な力がつく。
5.語学の学習に必要な情報が随所にちりばめられている。
6.親しみやすいイラストで内容の理解と記憶に役立つ。
7.索引が完備しているので予習、復習にも使える。

あの有名な某アマゾ○において、20年以上前に書かれた中国語の参考書にも関わらず、このロングセラーの名著が、口コミで星5段階中4.5を出している理由は、この参考書を購入された方々の口コミを読んでいただくだけでもわかります。

一部、コメントを抜粋すると、

「売れているのも納得!」
「必読書」
「さまよえる初中級者向け。」
「噂にたがわぬ、名著です。」
「突然中国担当営業になった人へ」
「買って良かったですよ」
「時々、あ、そうなんだという部分が書いてあります。」

なぜ、このWhy?にこたえるはじめての中国語の文法書が、これほど高い評価を受けているのかを、これらの特徴を具体的に可視化することで、学習者目線で記載したいと思います。

実際に、某アマゾ○ のサイトで書かれている口コミを読まれたいという方は、こちらからアマゾ○サイトへ移動して、購入された方の口コミに目を通していただければと思います。

初学者が一人で辞書なしに読み進められる

この本を紹介している方の多くは、学習対象は中国語を学習し始めた初級者(~中級者)が主な対象と書いています。つまり、初級者が最初に文法を学ぶ上で、つまづくポイントを躓かないように先回りして教えてくれるところが初級者にとって、特にわかりやすく丁寧と評される名著の理由です。

また、初級者は、発音記号のピンインが書かれていない文章を読むことに最初はかなり苦労しますが、きちんとすべての文にピンイン(発音記号)が付けられており、単語の意味も書かれているため、自然と小説を読むような感覚で、文法事項を理解しながら読み進めることができる点が特徴の一つです。

例えば、初級者が最初に学習する”我是日本人.”(wŏ shì rì bĕn rén)「私は日本人です。」

この”是”が英語のbe動詞に似ているものということは、最初に学習することですが、これだけしか理解せずに、学習を進めていく人が多いです。

これが”是”の働きの一部に過ぎないということを言いきって、どのような使われ方をすることがあるのかを最初に説明してくれていることで、その後に出会う中国語の文章の理解がスムーズに進むのです。

初級者は「中国語の発音」で最初に躓くということは良く言われていますが、それ以外の小さな躓きポイントも語学学習では多く出現します。

そのために、中国語の文章を日本語訳するときに、『しっくりこない!』『うまく訳せない!』という方が続出し、少しずつ挫折ポイントが蓄積され勉強をやめていく方が出てくるのです。

こういった”小さな躓きポイント”もすべて理解した著者の相原茂さんが、「なるほど!」と読者が思わず声を上げながら読み進めるように執筆されている点が学習者側として私も大変助かった部分です。

飽きずに読められる参考書!いや、小説か!?

一般的に、参考書を読み進めることは学習者にとって退屈な部分でもあります。

しかし、その退屈になるタイミングや頻度までも、おそらく著者が計算して執筆しているのではないかと思うくらいに絶妙なタイミングで書かれている”Coffeee Break(語学学習に必要な情報)”の内容が登場します。

語学を学習するということは、ただ単に言葉を学ぶということだけではなく、その言葉の話されている国や地域、文化を理解しないと文章の意味が理解できない部分が多々出てきます。

しかし、こういう必要な情報も網羅されている点が素晴らしいです。

ここまで自分で書いていて、このWhy?にこたえるはじめての中国語の文法書の回し者かと思われるくらいに絶賛して書いているのですが、上記の点から出てくるデメリットもあります

それが本の大きさと厚さ(ページ数)です。

この本は、A4サイズと言われる大きさです。つまり、普通の参考書よりも大判であり、かつ全部で383ページもあるため、鞄に入れて、外に持って行って勉強したり、通勤通学中に電車内で開いてみるような本ではありません。

鞄に入れるには重すぎます。この点がデメリットですね。

ただし、語学学習をするうえで、「楽しくわかりやすく学習が続けらえる」ことが参考書の最大の必須事項であり魅力です。

鞄に入るかどうかは、その次の問題と捉え、この点については、私は諦めています。

というより、外に出るときは、リスニングの練習が最適と考えています。

話が反れてしまいましたが、”ちょっとコーヒーブレイク”というコーナーで書かれいて内容をいくつか取り上げると、

▶1+2=3,3-1=2,6×4=24,・・・などの数式の読み方(参考書の43ページに記載)
▶かつて実施された”一人っ子政策”により、死語となる言葉(参考書の34ページ)
▶都不VS不都, 很不VS不恨 の違い(80ページ)
▶語彙力とリスニング力(196ページ)
▶3つの”在”(201ページ)
▶うっかりミスの”把”構文(297ページ)

など、もちろん全部書き出すこともできませんが、内容については、本を購入した方が実際に読んで楽しんでいただければと思います。

この参考書を読みながら、思わず「なるほど!」と声を上げてしまい回りから白い目で見られた自分と同じ思いをしてくれる方がいたら、これを思い出してクスッと笑っていただければと思います。

これ1冊で初級段階から中級者以上へ駆けあがれる!

この本の良い点は、初級段階から利用できるようにピンインが振られた文章で十分な量のドリルを解くことができることです。

さらに、中級~上級者になっても、読み返す中で学び直しができる点が多いことです。

ここまでの説明の中でも、中級者以上の方で、すぐに中国語に翻訳できない部分や、実は知らない部分などもあったと思います。

その点を細かく先回りして説明してくれる点が絶妙なのです。

個人的には、学習者の躓く点を「先回りして教えてくれる!」点が本当に素晴らしいと感じていて気にっている部分です。

参考書を購入して一人で学習するにしても、誰かと一緒に勉強しても、必ず自宅で勉強しているときに不明点が出てきたら、質問したくても質問できる環境がない方が多いはずです。

しかし、この質問したいと思ったときに、その質問を見透かされたように、説明がそこで登場してくるのがビックリなのです。

中国語を長く学習されている中級者の方で、ここまでの内容が簡単で、かつ、現時点のレベルと比較できない方のために、この本の346ページに掲載されている問題(ドリル)を一つ載せておきます。

【問題7】次の複文を緊縮文に書き直しなさい。
5.你只有认真找,你才能找出错误来。

解答は、実際に本を手にとって、確認してみてください。

中国語を学習したいと思って、どんな参考書を購入しようか迷っている方は、この参考書が1冊あるだけで、十分に実践的な学力をつけることができるので、一度、機会があったら目を通してみてほしいと思います。

今後は、今まで学習してきた中国語の参考書をできる限り多く取り上げて、その本の特徴を具体的に伝えらえるようにしたいと思っています。

ABOUT ME
minhe
30代後半の2008年、1週間の一人旅で初めて台湾へ行く。会う人みんな親切、かつ、この年に北京オリンピックがあったこともあり、中国語を勉強することを決意。仕事で使う機会なし、あくまでも趣味。2010年に中国語検定3級合格。その後、台湾の友人もたくさんできてSNSで交流しながら、あまり勉強せず。2018年くらいから、中国語学習を再開。2019年にHSK5級に合格。2023年3月に中国語検定2級に合格。今後は、HSK6級の合格を目指しつつ、中国語勉強関連のニュースを発信します。
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