今回は、中国語の作文力を向上させたいという方にピッタリの本を紹介します。
それが「中国語の構文攻略ドリル」です。
テキストの表紙には「パターン体得たのめの徹底トレーニング!」
連動文・謙語文・存現文・”把”構文・”了”の用法・さまざまな補語・呼応表現
と書かれており、中検3~2級、またはHSK4級レベルの方にピッタリな本の中身を見てみましょう。
中国語の構文攻略ドリル
内容 | 詳細 |
---|---|
タイトル | 中国語の構文攻略ドリル |
価格 | 2,200円 |
ページ数 | 196ページ(縦21cm,横15cm,厚さ1.6cm) |
音声 | 無し |
文字色 | 白黒 |
難易度 | 中検級3~2級レベル、HSK4級レベル |
評価 | アマゾンのカスタマーレビュー/☆5段階中5 |
アマゾンサイトでは、評価が5段階中5という驚異の数字です。
2016年に発売された当時に買っておいてよかったと思う本で、当時勉強したときにかなり実力がついた実感が得られたので、どんな内容の本なのかを紹介します。
「中国語の構文攻略ドリル」が作文力&文法力の強化におすすめな理由
レビューの口コミが凄い!
先ほど、「アマゾンサイトでは、評価が5段階中5という驚異の数字!」と書きました.
本当なのか?
実際に書かれているレビューをいくつか抜き出してみましょう。口コミを書いている人の人数が少ないですが、悪いコメントが無いというのは脅威的です!
・中級以上の学習者が、初級の時に習った文法を復習し、各文法に対する理解を深めるのに最適な本です。
・言われてみないと着眼しないであろうポイントについても、もう一歩踏み込んだ解説がされているので、論理的に文法を捉える助けとなります。
・タイトルには「初球から中級へ!」とありますが、それ以上のレベルの人でも十分役に立つ内容だと思います。
・「こうことか!」の連続!
・解説が短いながらもよくまとまっていて、疑問をつぎつぎと解決してくれた。特に助詞”了”、把構文、そして補語の使い方が分かりやすくまとめてあった。
・対象レベルはHSK4級程度とあるが、6級でも十分活用できる。白黒のレイアウトは地味だが中身は濃い。
・中国語勉強の意欲を掻き立ててくれる本
この記事を書いている現時点で、私はHSK5級合格しているレベルですが、今でも、この本を読むと勉強になります。
レビューでも書かれている通り、HSK6級でも十分活用でき、中身がとても濃い一冊です。
練習問題が豊富
「パターン体得のための徹底トレーニングが可能」と書かれている通りです。
この一言ですべてを物語っていると感じるのは、この本をやり終えた後だと思います。
とにかく作文力が苦手だと思っていて、この本を購入してやり終えた感想は・・・「作文力」という言葉の幻想に惑わされていた自分の情けなさです。
つまり、この本を使って学習したことにより、文法力が付き、それに伴って文章を組みたてる力が付いた!と感じています。
そのうえで、パターン体得がしっかり身に着いたことも大きな要素です!
解説が丁寧!
なんといっても、中身をみると、練習本という位置づけに思えるのですが、項目ごとに文法解説がコンパクトにまとめられていてわかりやすい。
文法解説を読んだ後、すぐにまとまった量の例文を使って練習問題が解けることで、パターン習得が簡単にできる!
単なる練習本ではなく、解説がわかりやすいというのは、独学している側にとってはすごく助かりました。
惜しい点・残念な点
良い点ばかりではなく、どんな本にも悪い点はあるはず。
まず、初級者が使うのは厳しいです。中検4級に合格していない人が使うのは早すぎです。最低でも中検4級に合格して、中検3級以上を目指す段階で使うべき本です。
なお、まだ販売されてから数年にも関わらず、この記事を書いている段階では、アマゾンサイトでは中古本が高騰しており、別のサイトで買うしかないような状況です。
これほど評価が高い本であれば、もっと増版して販売してほしいというのが、学習者側の願いです。
白水社という出版社が出版している本ですが、この本の中身をPDF形式でホームページに一部掲出しています。
こちらから確認できるので、ご覧ください。
私は買って良かった本の一つですが、中検4級合格レベル以上で、さらに中国語力を伸ばしたいと考えている人にはピッタリ!
この記事を書いている2020年8月時点で、アマゾンサイトでは高額出品の中古本しかないですが、楽天やYAHOOでは正規の値段で手に入るようです。
ぜひ、中国語をワンランクアップさせたい方は、手に取ってみてください。
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