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中国語検定2級 第34回 第5問 過去問無料解説!日中作文問題!「サービスが良い」を中国語では?
中検第34回というのは1998年3月に実施された試験です。中検2級を受験される方には解く価値のある問題ばかりなので、順番に見ていきましょう。
なお、今回の問題は本当は中検準2級の問題です。
しかし、第56回試験(2005年6月実施)から、級名が一部改称されていて、【旧】準2級 → 【現在】2級、【旧】2級 → 【現在】準1級 となっています。
よって、今回解説する準2級の問題は、現在の中検2級に相当する問題のため、タイトルでも中検2級と表記しています。
では、筆記問題の第5問。日中作文問題です。
問題編
まずは、問題を一通り見て考えてみてください。解答・解説は、後半に掲載します。
5 次の(1)~(5)の各文を中国語に訳しなさい。
(1)戦後、日本の教育事業は発展が速く、1950年には、日本の大学は350ぐらい、学生はわずか120万人にすぎなかった。
(2)近年は、有名な大学を受験するには厳しい競争を経なければならず、競争率はたいへん高い。
(3)まず野菜を買いましょう。トマト、キュウリ、ナス、それぞれ500グラムずつください。
(4)感冒が肺炎を起こし、家には十分に世話する人がおらず満足な治療ができませんので、入院しました。
(5)あの店の方が料理がおいしく、サービスもよいでしょう。
では、以下から1問ずつ選択肢の単語の意味なども含めて確認してみましょう。
中検2級は単語力の試験ともいわれるくらい単語力が重要です。
知らない単語や、類義語などしっかり覚えておきたいですね。
解説編
(1)解説
(1)戦後、日本の教育事業は発展が速く、1950年には、日本の大学は350ぐらい、学生はわずか120万人にすぎなかった。
【正解例】战后,日本的教育事业发展很快,一九五〇年,日本大学有三百五十所左右,学生只有一百二十万人。
大学を数える量詞は”所”を使います。
「日本の大学は350ぐらい、学生はわずか120万人にすぎなかった。」という数量表現では動詞に”有”を使いましょう。
(2)解説
(2)近年は、有名な大学を受験するには厳しい競争を経なければならず、競争率はたいへん高い。
【正解例】近年来,报考名牌大学必须经过激烈的竞争,竞争率很高。
以下は、発音とともにフレーズとして覚えておきたいですね。
报考名牌大学:「有名な大学を受験する」
bào kǎo míng pái dà xué
经过激烈的竞争:「厳しい競争を経る」
jīng guò jī liè de jìng zhēng
竞争率很高:「競争率が高い」
jìng zhēng lǜ hěn gāo
(3)解説
(3)まず野菜を買いましょう。トマト、キュウリ、ナス、それぞれ500グラムずつください。
【正解例】先买点儿蔬菜吧!西红柿,黄瓜,茄子请每样给我来五百克。
「それぞれ500グラムずつください。」の”每样”の”样”、および”五百克”の”克”に注意しましょう。
野菜の名前を中国語で言ってみよう!
日本語 | 中国語 | ピンイン |
---|---|---|
野菜 | 蔬菜 | shūcài |
トマト | 西红柿 | xī hóng shì |
キュウリ | 黄瓜 | huáng guā |
ナス | 茄子 | qié zǐ |
玉葱 | 洋葱 | yángcōng |
とうもろこし | 玉米 | yù mǐ |
にんじん | 胡萝卜 | húluóbo |
大根 | 萝卜 | luóbo |
じゃがいも | 土豆 | tǔ dòu |
きのこ | 蘑菇 | mógu |
(4)解説
(4)感冒が肺炎を起こし、家には十分に世話する人がおらず満足な治療ができませんので、入院しました。
【正解例】感冒引起了肺炎,家里又没有人好好的照看,也不能进行充分的治疗,所以住了院。
感冒引起了肺炎,家里又没有人好好的照看,也不能进行充分的治疗,所以住了院。
上記の赤字部分の”又、也、所以”で文章をつないでいます。
(5)解説
(5)あの店の方が料理がおいしく、サービスもよいでしょう。
【正解例】那家店饭菜更好吃,服务也更周到吧。
「サービスが良い」は「~が行き届いている」と考えて、”服务周到”を使いましょう。
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