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【口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング】音声による2時間半の作文問題!【中検3~2級】
中国語の文法は一通りやったのですが、なかなか口から中国語が出てこなくて…
そんな方向けに作られた2時間半の音声作文1000本ノックというべき本を紹介します!
今回は、条件反射で口から中国語が出てくるようにしたいという方向けの本を紹介します。
それが「口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング」です。
テキストの帯には「付属CDというあなた専属の先生が、約2時間半、作文問題を出し続けます」と書かれています。
とにかくリスニングを聞き流しするのがむり無理なタイプの方!CDが作文問題を出し続けてくれる本があったら・・・という方向けのレビュー紹介です。
口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング
内容 | 詳細 |
---|---|
タイトル | 口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング |
価格 | 2,420円 |
ページ数 | 136ページ(縦21cm,横15cm,厚さ1.8cm) |
音声 | 有り。CD2枚付き |
文字色 | 白黒 |
難易度 | 中検級3~2級レベル、HSK4~5級レベル |
評価 | アマゾンのカスタマーレビュー/☆5段階中3 楽天のカスタマーレビュー/☆5段階中4.75 |
楽天のカスタマーレビューでは、評価が5段階中4.75という驚異の数字です。
2009年に発売された後も売れ続け、2017年10月に改訂版として再度出版されています。
中身は旧版も改訂版も同じです。
本を開いた「はじめに」の文章が、2009年初版版では「私は中国語を教えて25年になります。」とか書かれていたのが、2017年10月再販版では、「私は中国語を教えて33年になります。」と年数がきちんと変わっていました。
また、中身の例文は同じですが、例文の数字が四角囲みから、丸囲みに変わっていたり、少しデザインが変更されています。
もちろん表紙も変更されました。
私が旧版を使っていたのですが、デザインが違っても中身は一緒なので、中国語学習者のレビューとして紹介させていただきます。
【2017年10月再販版】
【2009年初版版】
「口が覚える中国語 スピーキング体得トレーニング」がスピーキングの強化におすすめな理由
レビューの口コミが凄い!
とにかく、口コミサイトのレビューを見てみましょう。
★★★★★
本のカバーに書かれている「文法はひと通りやった。簡単な中国語は大体読める。でもなかなか口から中国語が出てこない方に。」通り、ある程度中国語を勉強したが、しゃべるのが苦手な人にはうってつけの一冊だと思う。
付属のCDは例文(それが全てだが)の600文が収録されており、日本語+ヒント(中国語単語)+中国語の順で流れるので、本を読まなくてもひたすら聞き続け練習をして覚えてしまえばかなりしゃべれるようになれる気がする。
★★★★★
中国語の参考書を何冊か持っていますが、その中でも秀逸だと思います。
CDを繰り返し聞くことで、その場のシチュエーションに応じた中国語がさっと頭の中に浮かぶようになります。
先日中国に行ったとき、友人(中国人)にこの本を見せたところ、日本語の勉強にもすごく良いと言われたので、そのままプレゼントしてきました。なので自分用に再購入です。
★★★★★
最近 中国語検定4級に合格したレベルです。とりあえずしばらくは検定をはなれて会話中心の勉強しようと思い購入。暇をみて少しずつ聞いてます 日本語→ヒント→中国語という流れがすごくいいですよ
★★★★★
私は中国語を学んで早10年以上なのに、会話ができない。「口が覚える」にひかれてめくってみると、中級で足踏みしている私が丸暗記するのに丁度いいレベルの本でした。短い基本構文が600例載っていて、日本人が苦手な語順(時間や副詞)に注目した例文の宝庫だと感じました。確かにこれを全て覚えてしまえば、作文や会話の基礎固めになりそうです。長いこと日本人に中国語を教えてきた著者だから編集できた内容だと思います。ありがとうございます!
高校生の頃に、英語では同じことをやっていたと思い起こし、がんばってみようと思います。
あまりにもレビューが良すぎるので、辛口コメントも抜粋しておきます。
★★☆☆☆
第2版になるということで、かなり期待していましたが、配本された実物を手に取ってみたら、文の区切り線がまっすぐではなく、手書き線のように歪んでいました。平積みされたロットを複数確認してみましたが、どれも歪んでいたりとか…こういうことって、いまでもあるんですね。
むしろ一見の価値ありです。
(※後日テキストを眺めていて感じたのですが、実はこの歪みも「仕様」なのかも…。)
また、日中対訳が(見開きではなく)ページ跨ぎになっていたりなど、旧版の使いづらい仕様もそのまま引き継がれています。
この本、内容自体は悪くないと思っているだけに、とても惜しいです。
上記の悪いと言っている点は2つ! 一つはデザインの仕様! 二つ目は、コメントを書かれた方の希望が、本の左ページに「日本語の文章」、右ページに「中国語の例文」が載っていたいほうが見やすいということですね。
この点は、コンセプトの違いですね。
どちらが良いということはありませんが、この本では、解答が自然と目に入らないように、ページをめくって答えが見える方式をとっています。
「内容自体は悪くないと思っているだけに・・・」と内容には気に入っていると書かれているのに、辛口コメントを書いてるんかい!とツッコミを入れたくなりますね。
実践的な例文600が掲載!
この例文の豊富さがいいですね!
それぞれの章が20個の単元に分かれていて、パターン表現を学べるようになっていることで、頭に思い浮かんだ言葉を、すぐに口から中国語で表現できる訓練ができます。
しかも、前半は簡単なところからスタートして、後半は、中国語検定やHSKなどでも頻出の構文を使った文章のオンパレードなので、試験対策にも有効です!
この600個をCDを何度も聞きながら、覚えてしまったら、かなりの数の言い回しが身に着くので、スピーキングに自信がつきますよ。
掲載されている例文を一部分だけ抜き出してみます。
第2章43課【処置文:「把」構文】
1.使いそうな物を私は全部整理しました。
(ヒント:整理)
2.私は宿題を持ってくるのを忘れてしまいました。
(ヒント:作业)
3.今日は仕事を全部終わらせないと私は家に帰りません。
(ヒント:窗户)
なお、このタイプの本には、ピンインが書かれていないものも多いのですが、この「口で覚える中国語」は、中国語の文章にすべてピンインがついている点も素晴らしい
点です!
約2時間半の音声による作文問題!
まずは音声サンプルを聞いてみましょう。
こちらのページで音声サンプルを聞くことができます。
上記のサンプル音声は、第1章の最初の3つの文章、つまり、CDの一番最初を聞くことができます。
吹き込まれている音声は、「日本語例文」→「ヒントの中国語単語」→「中国語の文章」という順番に読み上げられています。
もちろん、それぞれ数秒の感覚があるため「日本語の例文」→「ヒントの中国語単語」。ここまで読まれた時点で、すぐに中国語に翻訳することを練習できるようになっています。
以下、CDに吹き込まれている音声の順番です。
私は毎週木曜日に中国語を勉強します。[数秒の合間があく]
每星期四[数秒の合間があく]
我每星期四学汉语。
辣的[数秒の合間があく]
我不吃辣的。
喝点儿[数秒の合間があく]
您喝点儿什么?
この音声の凄い点!良い点!は、日本語の例文を読み上げた後に、「ヒントの中国語単語」を読み上げてくれる点です。
このヒントとなる単語は、テキストの下部に同じものが掲載されています。
なお、今回紹介した本は例文を読み上げて、例文を覚えていくタイプです。
この本のシリーズで「耳が喜ぶ中国語 リスニング体得トレーニング」という本もあります。
こちらは、「中国語検定3~2級のリスニング問題と同程度の長さ・レベルの文章を110本収録。」という本です。例文ではなく、まとまった文章で覚える対応です。
本のタイトルも、表紙も似ているので気を付けてください。
それぞれの学習段階で使い分けるのが良いです。
最初は、「口が覚える中国語」。これができたら、次に「耳が喜ぶ中国語」を使うという順番がおすすめです。
「口が覚える中国語」
「耳が喜ぶ中国語」
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