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【はじめての台湾語】元AKB48の片山陽加さんがtwitterにアップした中国語学習本レビュー!#片山陽加


元AKB48で舞台を中心に活動している片山陽加さんが、台湾留学中の2021年5月10日にTwitter上にアップした写真が話題に!

台湾語と中国語の両方を学べる「はじめての台湾語」という本を片山陽加さんが両手に抱えて写真をアップされました。

2014年6月に新版が出版されていますが、旧版と比較すると、基本的な構成や掲載されている中国語等はほぼ同じなので、ここで掲載する写真は最初に出版された旧版(新版より前のもの)を使ってレビューします。

《旧版と新版のちがい》
旧版と新版では、ほぼ内容も同じで基本的な構成は全く同じです。
異なる点はごくわずかで、「台湾語と中国語について」という最初の説明部分が「台湾語と台湾華語」に変わっていたり、簡体字と繁体字の対応表に記載されている単語が変更されている程度です。

新版 はじめての台湾語

内容詳細
タイトル新版 はじめての台湾語
価格2,530円(税込)
ページ数183ページ
音声有り、CD付き
文字色白黒
難易度初心者向け(発音カタカナ表記補助あり)
評価アマゾンのカスタマーレビュー/☆5段階中4.0

この本を使うべき人・使うメリット

👇《この本の購入をオススメする人》👇

・中国語をある程度勉強していて、追加で台湾語を勉強したいと考えている人
・台湾語を真面目に勉強したい人
・台湾の人と仲良くなりたい人

まず、台湾語(台语)と中国語(普通话:北京語と表現される参考書も多い)、さらに、台湾華語との違いを簡単に記載しておきます。

全く中国語を勉強していない人や初心者向けに簡単に違いをまとめて記載します。
(厳密性を求めると説明が複雑になるので、なるべく簡単に記載しています。)

言語説明
中国語中国大陸で使われている共通の標準語。日本語に例えて言えば、NHKでテレビ放送されるときに使われる日本語に相当すると考えてよい。発音記号はピンインと呼ばれるアルファベットに似たものを利用する。基本的に中国語で話せば、台湾の人とは会話可能です。
台湾華語上記の中国語とほぼ同じ。ただし、漢字が繁体字という画数の多い漢字が使われる。発音記号は、注音符号と呼ばれるものが使われるが発音そのものは中国語とほぼ同じと考えてよい。ただし、中国語と一部異なる単語を使うものがある。これはアメリカ英語とイギリス英語の違いに似ている。「1階」をイギリス英語ではground floor、アメリカ英語ではfirst floorと言う。ただし、大部分は同じです。
台湾語使う漢字は台湾華語とほぼ同じと考えてよい。ただし、発音は全く異なるため、会話上では全く別言語レベル。例えば、「聞き取れない」という中国語は「听不懂(ティンブドン)ですが、台湾語(台语)では「ティアボー」と発音します。

つまり、台湾(特に、台北など)にちょっと旅行に行きたいから勉強したいという方は、日本で販売されている別の中国語の学習本を購入して勉強すれば全く問題ありません。

私も個人的に、中国語を勉強していることで台湾の友達がたくさんできました。しかし、台湾の発音記号である注音符号を読むことはできません。繁体字と簡体字をすべて理解しているわけでもありません。

しかし、台湾の友達とチャットしたり、旅行に行ったときに会話するときも中国語で問題なく意思疎通可能です。

ただし、台湾語を勉強したいと思っていて、数語レベルの台湾語を覚えています。

中国語を勉強すれば意思疎通ができるのに、なぜ台湾語を勉強したいのか?

中国語を勉強すれば意思疎通ができるのに、私がなぜ台湾語を勉強したいのか?

それは、台湾語を少しだけでも話せると、距離が一気に近くなるからです。

これは、例えば、流暢な山形弁を話すアメリカ人として人気を集めたダニエル・カールさんが、一時期テレビに引っ張りだこになったときがあります。これは標準語ではなくて、山形弁という方言を話したことで、日本人が彼の話す山形弁を聞いたときに、一気に親近感が湧くためです。

また、1993年の映画「月はどっちに出ている」という映画に出演したフィリピーナのコルビー・モレノさんが、映画内のセリフではありますが、「儲かりまっか。ボチボチでんな~」という言葉を話したことで、一躍有名人となりました。これも「こんにちは」という標準語ではなく、大阪弁を話したことが大きな要因です。

あるいは、あなたが田舎に住んでいることを考えてみてください。
そこに引っ越してきた人などが、ずっと標準語で話してるよりも、地元の方言を覚えて話してくれたら親近感が湧きますよね。

つまり、外国人が方言を話せるというのは、スゴイこと!面白いこと!そして、母語の人からみたらほほえましく見えます!

よって、ほんの少しでもよいので、台湾語を話せるようにしておくと、台湾に行ったときに、台湾の方と一気に仲良くなることができます。
(全部台湾語で話す必要はなく、99%は普通に中国語を話し、1%だけ、あるいは、数語だけ台湾語を使うレベルでも十分です。)

このことから、台湾語を勉強できる本としては、この本は他の中国語学習本と一線を画しており、価値ある学習本です。

おすすめポイント5つ

台湾語と中国語の両方を学べる

日本で販売されている一般的な中国語の学習本は、普通话と呼ばれる中国語の学習本です。しかし、この本は、中国語(普通话)と台湾語が併記されていて、両方を勉強できる点が最大のおすすめポイントです。

また、簡体字と繁体字の区別も、この本でいくつか知ることができる点では台湾語の学習本として価値ありです。

CD付きで音声が学べる

台湾語の部分は、発音がカタカナ表記されています。これは仕方ないことかと思いますし、中国語初心者に向けて、幅広い層に購入してもらうことを想定して作られた本であることを考えると、当然ともいえます。
しかし、発音は実際の音声を聞いて真似ることが重要です。その点、このCD音声をダウンロードして、スマートフォンなどに入れて、繰り返し聞くことで音声をそのまま覚えて話すだけで、台湾語が話せるようになれるのは凄いメリットです。

☆台湾語のミニ知識☆が絶妙!

2章:「日常で使えるフレーズ」および、3章:「旅行で使えるフレーズ」の見開きのページに、毎回『☆台湾語のミニ知識☆』が掲載されています。

ただ、言語を学習するのは意外と地味な作業で退屈なものです。

そういう面を少しでも緩和するために、こういったミニコーナーがあることで、自然と台湾の知識を少しずつ増やせるように工夫されている点が最高です!
です!

例えば一つ例を挙げると

★台湾語のミニ知識★
台湾では「運転手」のことを「運将」と書いて「「うんちゃん」と発音します。日本語のなごりです。

などのようなミニ知識が満載です。

巻末付録1

巻末の付録に「日本語から引ける台湾語ミニ辞典」が掲載されています。

一般的に、こういった学習本では、中国語の発音記号であるピンインから検索するものが掲載されていることが多く、日本語から引けるミニ辞典が載っていることで、日本語検索できる点が良いですね。

巻末付録2

付録の巻末に、日本で公開された台湾映画(監督別)が、日本語タイトルと台湾の中国語タイトルと併記して掲載されています。

また、近年日本で公開された映画(年代別)や、キャラクターの読み方も掲載されています。

キャラクターの読み方は、次のような形式で掲載されています。

日本語北京語ピンイン
ちびまる子ちゃん櫻桃小丸子yīntáo xiǎowánzi
トトロ龙猫lóng māo
ピカチュー皮卡丘píkǎqiū

ほんの一部だけ載せましたが、こういった有名キャラクターの名前は、一度見ておくだけでも、かなり役立つことがあるので本当におすすめです。

中国語を勉強していて、台湾の人ともっと仲良くなりたい人には、ぜひオススメの一冊です。

中国語と台湾語の発音が違いすぎでビックリするので、CDを聞くだけでも価値ありです。

ABOUT ME
minhe
30代後半の2008年、1週間の一人旅で初めて台湾へ行く。会う人みんな親切、かつ、この年に北京オリンピックがあったこともあり、中国語を勉強することを決意。仕事で使う機会なし、あくまでも趣味。2010年に中国語検定3級合格。その後、台湾の友人もたくさんできてSNSで交流しながら、あまり勉強せず。2018年くらいから、中国語学習を再開。2019年にHSK5級に合格。2023年3月に中国語検定2級に合格。今後は、HSK6級の合格を目指しつつ、中国語勉強関連のニュースを発信します。
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