youtuber

【河野玄斗】中国の大学共通テスト”高考”数学を原文で何点取れたのか?

クイズ番組『頭脳王』に出演していた東大医学部卒の河野玄斗さんですね。
河野玄斗さんが中国の高校3年生の1342万人が受験する高考(大学共通テスト)を中国語の問題文のままチャンレンジしています。中国語の理解と、中国と日本の試験の違いを知ることができて面白いですよ。
日本の大学共通テストの受験者数が50万人弱なので、中国は20倍以上の受験者数がいるんですね。

河野玄斗とは


東京大学理科三類に現役合格し、在学中の21歳の時に司法試験にも一発で合格!日本テレビのクイズ番組『頭脳王』では「東大医学部の神脳」と呼ばれた河野玄斗さん!
とにかくたくさんの難関資格を持ち、現在はYOUTUBEで勉強方法など多数の動画を配信しています。

河野玄斗の取得資格

医師国家試験
司法試験
公認会計士試験
実用英語技能検定1級
実用数学技能検定1級
など‥

この記事を読む前に、まずは以下の記事を読んでいただくことをオススメします。

【河野玄斗】中国語学習:HSK1級2級の勉強方法を天才に学ぶ?勉強時間の短縮のコツとは? ※中国語検定試験とHSK(汉语水平考试)は、全く別の試験なので注意が必要です。HSKについては、HSK単語一覧!...

中国の大学共通テスト”高考”数学を原文で何点取れたのか?

結論を先に言うと、河野玄斗さんは、最終的には、高考の数学試験において150点満点で147点くらいを獲得!100点換算すると98点を取りました。

中国語で書かれた問題文をなぜ読めるのか?どのようにして読解していくのか?

このあたりに注意しながら動画をみていただくと面白いです。

かつ、「日本の大学共通テスト」と「中国の大学入試テスト”高考”」のレベル差を知ることもできるので、まずは動画をチェックしてみてください。

このチャンレジ動画を見る前の前提条件として、河野玄斗さんに関して、次の3つを確認しておくとわかりやすくなります。

河野玄斗は東京大学理科三類に合格し、受験数学の実力は超一流!

以前、YouTubeの企画で中国語試験(HSK)の1級(初級)と2級の勉強をして、この試験に合格する中国語の基本知識をもっており、かつ、受験のために漢文の知識がある!

大学共通テストの数学ⅠA(通常60分試験)を19分36秒で解いて、満点を取るレベル!

動画の内容は、「大学入試に関しては全部解ける!」と自負している河野玄斗さんが、中国の大学共通テスト(高考)の数学にチャレンジします。
もちろん、問題文はすべて中国語!中国の大学共通テスト(高考)の数学は、120分で100点満点!
ただし、試験問題は中国の省(日本の都道府県に相当)によって異なり、全学生が同じ問題を解いているわけではありません。

中国の最難関大学と言われる「北京大学」や「精華大学」に合格する人は全体の97%の得点をとります。なお、北京大学や精華大学は、世界大学ランキングにおいて、日本の東京大学よりもはるか上位に位置している大学です。

かつてHSK(中国語検定試験)という中国語試験に、YouTubeの企画で受験したことがあり、中国語の漢字にも少しだけ知識がある状態!
このチャレンジ動画を見てビックリしたことは、中国の大学共通テスト(高考)と日本の大学共通テストの難易度の違いでした。

まず、日本の大学入試共通テストですが、2020年1月実施が最後の実施となったセンター試験よりも、2021年1月から始まった共通テストのほうが全体的に難易度は高めです。 これは、知識量次第で解答できる問題が多いセンター試験と違い、共通テストでは知識をもとに思考力や判断力などが必要になるからです。

しかし、中国の大学共通テスト(高考)のレベルは日本と比べものになりません。最後の方の問題は日本の東京大学の入試問題にも出題されるくらいの難易度なのです。
動画内で、河野玄斗さんは「普通に東京大学の入試で出題されても解けない人が続出する」レベルと言っています。さらに、誘導がなければ「数学オリンピック」に出題されるような問題とも言っています。

大学入試を受験された経験のある方は、中国の大学共通テスト(高考)のレベルは、日本の私立難関大学や、国公立の2次試験の難易度の問題が出題されると聞くと、ある程度の難易度がわかるかもしれません。

「日本の大学共通テスト」と「中国の高考」の数学問題レベルの違い

日本の大学共通テストは、難易度は一定水準に保たれており、試験時間内に全ての問題に答えることが可能な構成になっています。
総じて、高考の数学はより挑戦的であり、トップレベルの学生にとっても手応えのある試験となっています。一方、日本の大学共通テストの数学は、幅広い学生が基本的な数学的素養を持っていることを確認する試験となっているため、試験の目的と難易度が異なると言えます。

極端な表現を使えば、「日本の大学共通テスト」は教科書レベルをしっかり学習すれば高得点を取ることが可能なレベル。しかし、中国の高考では、最終問題に日本の東京大学入試レベルの問題も出題されている!

なお、この動画を見ることで、中国語の基本知識を使って数学の問題文を解読する河野玄斗さんの能力の高さが際立っています。

河野玄斗さんは、最終的には、高考の数学試験において150点満点で147点くらいを獲得!100点換算すると98点です。中国語の試験問題で数学の問題を解いて、最難関大学に合格する得点を獲得するのは凄すぎます!

高考の試験問題を見てみたいかたは、こちら(中国のサイトへ推移)をご覧ください。

2022年は中国の新規大卒者数が1076万人!中国の大学進学率が急増! 中国の新規大卒者数が1000万人を突破! var ctx = document.g...

高考(中国の大学共通テスト)とは?


中国の大学入試試験「高考」(ガオカオ)は、日本の大学入試センター試験に相当する大規模な全国統一試験です。毎年6月に実施され、高校生が大学への進学を目指して受験します。高考は中国の教育制度において非常に重要な位置を占めており、試験の結果は学生の進学先を大きく左右します。

試験は主に文科(文系)と理科(理系)に分かれ、受験生はそれぞれの選択科目に応じた試験を受けます。文科では国語(中国語)、数学、英語、歴史、地理などがあり、理科では国語、数学、英語、物理、化学、生物が含まれます。各科目は100点満点で評価され、総得点が大学の合否判定に使用されます。

高考の結果は、大学の入学基準として非常に重視されるため、受験生やその家族にとって大きなプレッシャーとなります。また、高校3年生の1年間は試験対策のために多くの時間と努力が注がれます。中国全土の受験生が同一の試験を受けるため、公平性と透明性が求められています。

高考の成績優秀者には、国内の名門大学への入学のチャンスが広がる一方で、成績が振るわなかった場合には進学先が限られることもあります。最近では一部の大学が多様な選抜方法を導入しつつありますが、高考は依然として中国の教育システムにおける最も重要な試験の一つです。

ABOUT ME
minhe
30代後半の2008年、1週間の一人旅で初めて台湾へ行く。会う人みんな親切、かつ、この年に北京オリンピックがあったこともあり、中国語を勉強することを決意。仕事で使う機会なし、あくまでも趣味。2010年に中国語検定3級合格。その後、台湾の友人もたくさんできてSNSで交流しながら、あまり勉強せず。2018年くらいから、中国語学習を再開。2019年にHSK5級に合格。2023年3月に中国語検定2級に合格。今後は、HSK6級の合格を目指しつつ、中国語勉強関連のニュースを発信します。
中国語検定4級の過去問解説一覧!


中国語検定4級の過去問を徹底解説!
中国語検定受験者は過去問をチェックして得点力アップ!
随時更新中です!

中検4級の過去問解説一覧